物納

相続税は、原則的に納付期限内に現金で一括して払います。
一括して払うことが出来ない場合は、一定の条件を満たせば延納も出来ます。
しかし、利子税を払わなければいけません。

延納でも払えない場合は、物納も選択出来ます。

しかし、物納の場合、以下の条件を満たす必要があります。

①延納によっても現金で納めることが出来ず、かつ、その納付を困難とする金額を限度としていること。
②申請財産が定められた種類の財産であり、かつ、定められた順位によっていること
③物納適格財産であること
④物納申請書及び物納手続関係書類を期限までに提出すること

物納のメリット

相続した財産が不動産だとします。
それが相続税で評価された金額よりも、市場で高く売却出来ることもあります。
この場合、売却して現金に換えてから、相続税を払った方が得だと考えがちです。
しかし、現実はそうとも言えません。

相続税には納付期限があります。

そうすると納付期限内に売却しないといけません。
また、相続税と所得税は、法律が違います。
その為、不動産を売却して得られる譲渡所得には、最低でも20%の所得税がかかります。
しかし、特例もあります。
相続が発生してから3年10ヶ月以内に不動産を売却すれば、譲渡所得税は減額されます。
しかし、譲渡所得税はゼロになりません。

不動産を現金に換えて相続税を払う場合は、納付期限と譲渡所得税を考慮しなければいけません。
総合的に考えて不動産を現金に換えて払うのが難しい場合は、 物納して相続税を納めます。